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Tea break meetingとは?

 この企画は、1984年春に現在のティーブレイクミーティング主宰である井端が、奈良県十津川村で行なわれた、とあるミーティングに参加した事がきっかけとなって企画・運営を始めたものである。「たった一杯のコーヒーの為だけにライダーは集まってくる。自分もその一人だが。」何故かその時感動し、若気の至りで始めたのが、このティーブレイクミーティングと云う訳だ。
 現在いるスタッフの殆どがこのティーブレイクミーティングで知合い、親交を深めていった者であり、言い替えればこのティーブレイクミーティングが無ければ、現状のこのライブランドは存在しなかったと云っても過言ではあるまい。
 ここに、一つの文章がある。ある一人のスタッフが今から5年以上前に書いたものである。当時とスタッフの体制が変っている事もあるが、ティーブレイクミーティングの本質をつかんでいるので、ここに掲載したいと思う。

TBMを開催するための必要事項

 たまの休日、布団にくるまって昼までゴロゴロする事こそ最高の極楽じゃないか!それなのにたったコーヒー一杯の為に、何を好き好んで、このクソ寒い真夜中にバイクを駆してこんな山奥まで来るのだろう。きっと何かがあるのでしょう。そう言葉では言い表せない、ライダー達だけに分かる何かがね..........。
 ちなみに前回とったアンケートで“ティーブレイクミーティングが無いと落ち着かない”と答えてくれた方々は、お世辞でも数名いました。となると我々スタッフもやらないわけにはいかないと、闘志を沸かせるのでありました。しかし、闘志は沸いても先立つものがなければいけません。やっぱり“金”が必要なんです。なんて現実的なんだ!と非難の声が来そうですが、闘志だけでは建前のコーヒーも沸きません。
 現在は、スタッフの出資と参加者の寄付で賄う様にしていますが、個人出資も多く、これは今後も難しい課題となるでしょう。
 さて主人公はなんと言っても参加下さる皆様です。今回貴方は何を見てティーブレイクミーティングに参加しましたか。某バイク雑誌ですか?ライブランドからの案内状ですか?それとも口コミですか?
 我々は出来る限りの情報網を使って、ティーブレイクミーティングの開催を知らせるようにしています。(たまに、雑誌等に載らないこともありますが、そこはほれ、TPOに合わせて..........いやいや、当ライブランドの手落ちと認めましょう。)後は、ティーブレイクミーティング開催日に向けて、会報やアンケートを作ったりして忙しい日々を過ごし、また、日が近くなると、誰が何をもって行くか、記念写真はどうするかなど、その他色々打ち合せをして、前日頃には必要な物を買い出しに行って当日に備えるのでした。そして当日、クソ寒い真夜中、バイクに乗って、何が楽しゅうてあんなとこ行かんとあかんのやー!と私は思いながら、寒さに耐えて、我々スタッフは現地に行くのです。
 その後は、皆様の御覧の通りです。
 結局、皆様なくしてティーブレイクミーティングは語れないのです。貴方がティーブレイクミーティングに来て、コーヒー飲んで、唐突に見知らぬ人と知合いになり、バイクの事だけに止まらず色々な話をして、“あー仲々楽しかったなあ”と思って下されば、こちらもやったかいがあったと言うものです。と言う訳で、ティーブレイクミーティングを開催するにあたって必要なもの、それは参加下さったライダーの皆様の“楽しかったなあ”“また来たいなあ”と思って下さる気持ちではないでしょうか。

 以来20年間、五十数回に渡りティーブレイクミーティングが続いて来ている訳だが、今迄も、またこれからも「コーヒー以外のサービスは一切しない」と云うスタンスを崩して行く事は無いでしょう。
 一回一回のティーブレイクミーティングを作り上げるのは参加者として来られる方々が作るものである、と考えているからだ。それは我々がその場所を設定し、自らもその場所で参加者と同じように出会いを楽しみ、語らいたいと考えているからである。


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